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『やったことある』が、自信になる。

  • 執筆者の写真: にじの木運営
    にじの木運営
  • 5月4日
  • 読了時間: 3分

更新日:5月18日


小さな体験が、子どもたちの明日を変えていく



「フリースクールに通わせてみたいけど…本当に大丈夫かな?」


「うちの子、人見知りだし、知らない場所で不安にならないかな…」


そんな気持ち、痛いほどわかります。


不登校や行き渋りを経験している子どもたち、そしてそのご家族にとって、新しい一歩を踏み出すことはとても勇気のいること。でもね、不安なのはみんな同じ。実は、スタッフも子どもたちも、最初はドキドキしながら「こんにちは」を言っています。


だけど、不思議と「みんながいる」だけでやれそうな気がしてくるんです。


「できるかも」って思えるのは、安心できる場所と人がそばにいるから。





小さな電車の旅に詰まった、たくさんの学び



先日、フリースクールの活動で子どもたちと一緒に電車旅に出かけました。


ただの移動、ではありません。

これは、子どもたちにとって“人生初めて”の連続。


  • どこで電車を降りるか地図を見ながら相談

  • 切符の買い方やICカードの使い方

  • 改札を通るタイミング

  • バスの乗り方や、車内でのマナー

  • 両替機の使い方や小銭の準備

  • 時刻表を確認し、時間に合わせて行動する

  • 待ち時間の過ごし方

  • 集団で動くときのペース配分

  • 行き先をみんなで話し合って決める



何気ないことのように思えるかもしれませんが、不登校や行き渋りを経験している子どもたちにとっては、大きなチャレンジ。


だけどね、ひとつひとつ経験する中で、みんな目をキラキラさせて、「あ、できた!」って顔をするんです。





やったことがあるから、次はきっと大丈夫



「初めて」の体験は、子どもたちの中に小さな「成功体験」として積み重なっていきます。


  • 切符を自分で買えた

  • 改札を迷わず通れた

  • 時間通りに動けた

  • みんなと意見を出し合えた



そんな一つひとつの「やったことがある」が、やがて「自信」になる。


普段は見せないたくましさや、周りの子を思いやる優しさが、ふとした場面で垣間見えました。

そして帰りの電車では、子どもたちも保護者も、ホッとしたような、満ち足りた表情。


“やってよかったね。”


その言葉が自然に口をつく瞬間でした。





親の心配も、少しずつ変化していく



「うちの子、大丈夫かな」

「途中で不安になって帰りたくならないかな」


そんな心配も、最初は当然です。


でも、一回やってみるとわかるんです。


「うちの子、こんなこともできるんだ」

「意外としっかり周りを見てるんだな」

「今まで気づかなかった面を知れた」


すると、不思議なことに次からはあまり心配しなくなるんですよね(笑)。





やったことのないことこそ、やらせてみよう



私たち大人が思っている以上に、子どもたちは力を持っています。


失敗しても大丈夫。うまくいかなくても、そこから学べることがある。

その体験が、次へのチャレンジの種になる。


だからこそ、「やったことのないこと」を、どんどんチャレンジさせてあげてほしいんです。





最後に



フリースクールは、勉強だけをする場所ではありません。

安心できる人と場所の中で、少しずつ「自分らしさ」を取り戻していくための場所です。


一歩ずつ、体験を重ねながら、「自信」という土台を育てていく。

その先に、「もう一度やってみよう」と思える日が、きっとやってきます。


子どもたちの持っている力を信じて。

そしてその成長を、一緒に喜べる私たちでありたいと思っています。



 
 

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